美しく重ねられた刺繍糸によって表現された生き生きとした草花や、立体的で今にも飛び立ちそうな蝶などの昆虫などの生物…アート作品のようなPieniSieniさんが制作する「オフフープ🄬立体刺繍」に今注目が集まっています。
オフフープ🄬立体刺繍はPieniSieniさんの確立した技法で、刺繍枠を使わずにフェルトを芯にして刺繍をほどこすため作品そのものが立体的になりアクセサリーなどにしてもかわいいのだとか。最近では手芸屋さんにもキットが販売されており目にしたことがある人は多いのではないでしょうか。
展示会や教室、商品化など多方面で活躍中のPieniSieniさんの待望の新刊『PieniSieniのボタニカル刺繍』が4月25日に発売されることになりました。

初の刺繍図案集というこちらの本は、春の事始めに刺繍を楽しんでいただけると嬉しい、と2018年の夏から半年かけて制作した刺繍作品たちをまとめた本になっています。
最近よく聞く「ボタニカル」はファッションの分野では植物のモチーフを使ったデザインを意味する言葉。PieniSieniさんらしい伸びやかに生命力を感じる草花の刺繍が施されておりオフフープ🄬立体刺繍とはまた違った魅力を感じることができます。
1つのステッチ×1色のものから複数のステッチ×多色で仕上げるものまで幅広く紹介されていて、初心者から玄人まで刺繍好きの方にぜひ手に取っていただきたい図案集になっています。
本日はPieniSieniさんから読者の方へメッセージをいただきましたのでご紹介します。
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子供のころ、私がいつも見ていた美しい風景。
母が丁寧に育てた花が咲く庭。
学校の帰り道にある空き地で揺れる秋桜。
友達とおままごとをした椿の垣根。
何よりも私の心を動かしたのは四季折々で変わる水田の色でした。
春は萌黄、夏は青緑、秋は黄金、冬は銀。
作品を作る時。
図鑑を見たり道端の花を観察したりしますが、それと同時にこの頃の記憶をたどります。
花びらの色の組み合わせや移り変わり、そして輪郭。
実際の花姿に私の中に蓄積されたイメージを投影して。
この本にある植物達はそうしてデザインされています。
輪郭だけの図案から、平面を刺し埋める重厚感のあるものまで。
いろいろな角度から自由に私の中にある植物を表現してみました。
気負わず、図案の一部だけでも良いのです。
貴方の心が惹きつけられるものから刺してみてください。
少しずつ布に色が広がる刺繍の楽しさ。
この本が貴方の手づくりの時間を彩るお手伝いが出来たなら。
それが私のいちばんの幸せです。
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PieniSieniさんが子供のころに見た美しく、そしてどこか懐かしさを感じる世界が表現された刺繍図案集。読者の皆さんにもその世界観を楽しみながら作っていただきたいと、制作工程も詳しく説明されています。ご興味のある方はぜひお手に取ってみてくださいね。
PieniSieniさんは4/25から開催される「日本ホビーショー」に出展をするそうですよ。
編集部も別の作品展で PieniSieniさんの作品を拝見しました。ブログで見る以上に作品に惹きつけられたのを覚えています。
お時間のある方はぜひ「日本ホビーショー」にも足を運んでみてはいかがでしょう。
(日本ホビーショーの出展に関してはPieniSieniさんのブログをチェックしてくださいね。)
▼4月25日発売『PieniSieniのボタニカル刺繍』はこちら
▼その他こちらも出版されています!
▼PieniSieniさんのブログ「フェルタート(R)・オフフープ(R)立体刺繍作家PieniSieniのブログ」はこちら
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